過酷すぎた浦和レッズの開幕5連戦、コンディションを考慮した”やさしい日程”を求む声も。
昨季、史上最多の勝ち点74を奪いながら、リーグ優勝を逃した。今季はリーグ制覇を最大の命題に掲げ、1月の沖縄キャンプからハードなトレーニングに取り組んだ。一方でペトロビッチ監督は過密日程を考慮し、ミーティングで「誰がレギュラーとかではない。全員で乗り切ろう」とターンオーバー(選手の入れ替え)制を示唆したという。2月中旬から始まる“5連戦”を前に、準備を徹底していた。
主力選手は「日程は最初からわかっているし、キャンプからそのための練習を積んできた。過密日程をいい訳にすることはできない」と話した。その通りだろう。ただ、あまりにも過酷すぎる日程だったと、言わざるを得ない。
浦和の2月18日から3月4日までの試合日程と結果を確認しておく。
(1)2月18日 ゼロックス杯・鹿島戦(日産ス)●2-3
(2)2月21日 ACL・ウエスタンシドニー戦(豪州)○4-0
(3)2月25日 J1・横浜M戦(日産ス)●2-3
(4)2月28日 ACL・FCソウル戦(埼玉)○5-2
(5)3月4日 J1・C大阪戦(埼玉)○3-1
中2日、中3日の連続だ。しかも、2月18日のゼロックス杯と同21日のACL(アウェー)との連戦は、常軌を逸した日程だった。18日に横浜で試合に臨み、その夜に羽田から豪州へ出発。19日と20日に現地で調整し、21日に試合を行った。
クラブや選手は、日程に文句を言うことはないし、与えられた日程をこなすしかない。ただ、もう少し、何とかならないものか。たとえばゼロックス杯の日程を1週間、早めるとか、J1の開幕を1週間、遅らせるとか…。
日本代表のハリルホジッチ監督は、3月4日の浦和-C大阪戦を視察した際、「誰もトップコンディションになっていない。しっかりトレーニングを積んでほしい。大事な試合が待っている」と苦言を呈した。浦和で言えば、GK西川、DF槙野らを筆頭に、他の選手の動きにも不満があったのだろう。この試合で、リーグ戦初ゴールを決めたMF武藤は、「3勝2敗? いや5連勝できた。この結果にはまったく満足していない」と言い切った。
浦和の選手たちのメンタルやタイトル奪還への気持ちが、まったくぶれていないことにホッとする一方、やはり、もう少し、“やさしい”日程でプレーしたいというのが本音ではないだろうか。(宇賀神隆)
サンケイスポーツ 3/9(木) 15:00配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170309-00000533-sanspo-socc
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